
アロマテラピーとは
芳香植物(ハーブ)から高濃度な香りの成分を抽出した「精油」を使用して、身体の健康や美容、心のケアに役立てる植物療法・自然療法。
心地よい香りを嗅ぐことによって、心理面への作用やホルモンバランス、自律神経の調整、免疫などに作用します。
また、トリートメントなどでお肌に吸収されることにより精油の持つ様々な作用が身体、お肌に有効に働きかけます。
精油とは

精油は、芳香植物から香りの成分だけを高濃度に抽出した、油に溶ける(油溶性)芳香性成分の集まりです。
同じ植物を原料としていても、ハーブティーのようにお湯に溶け出す“水溶性の成分”とは異なり、精油は「油に溶ける成分」だけが抽出されるため、香りも働きも異なります。
植物によって精油が含まれている部位はさまざまで、葉・花・木部・根などがあります。
たとえば世界共通の学名 Citrus aurantium(オレンジ・ビター) からも ―
花からはネロリ、葉からはプチグレン、果皮からはオレンジ・ビターの精油が採れます。
同じ植物でも、抽出部位が違うと香りだけでなく作用までもが変わってきます。
さらに、同じ植物・同じ部位・同じ抽出法で得られた精油であっても、産地や収穫時期が異なるだけで、含まれる成分が大きく変わることがあります。
この違いは、成分分析表を見てはじめて明らかになります。
ケモタイプ精油とは
ケモタイプ精油の「ケモ(chemo)」は化学、「タイプ(type)」は種類を意味し、直訳すると「化学的な種(化学種)」という言葉になります。
同じ植物から抽出された精油であっても、産地・気候・収穫時期・育った環境などの影響によって含まれる成分の構成が大きく異なることがあります。
その違いを成分分析によって明らかにし、成分構成ごとに分類・同定した精油をケモタイプ精油と呼びます。
そして、成分の違いはそのまま “作用の違い” であり、同時に “香りの違い” でもあります。
つまり「名前が同じ精油=同じ働き」ではなく、成分によって性質も働きも異なるため、その違いを見極めて扱う精油が
ケモタイプ精油という位置づけになります。
風ら花では

風ら花では、お客様に必要な精油を適切かつ安全に選択できるよう、成分分析表が添付されたケモタイプ精油のみを使用しております。
使用方法としては、まず精油の芳香浴でお迎えし、トリートメントでは一人ひとりの体質・体調・お肌・心の状態に合わせて精油をブレンドいたします。
精油の力が最大限に活かされるよう、作用・香りのお好み・電気的エネルギー面 — いずれか一つに偏らず、全体のバランスを見極めたブレンド を行うことが特徴です。
こうした調整ができるのは、風ら花のセラピストが精油の理論と身体への働きを熟知し、長年アロマスクールで講師としても培ってきた知識と経験を施術にも生かしているからです。
ハーブとは

ハーブとは、ラベンダーやローズマリーのように芳香成分や有効成分を含む植物のことを指します。
精油が油に溶ける成分(油溶性成分)を抽出したものに対して、ハーブそのものを利用する場合は、お湯を注いで利用します。
お湯に溶け出す ポリフェノール類・フラボノイド・ビタミン・ミネラルなどの水溶性成分 が有効成分となります。
ハーブティーの香りは、水やお湯に微量に溶ける水溶性の芳香成分に加え、抽出時にごく一部の精油成分が湯気とともに揮発し、鼻に届いています。
ハーブの利用方法には「内服」と「外用」があります。
内服とは、ハーブを料理に利用したり、ハーブティーとして飲み、体の内側から健康維持に役立てる方法です。
外用とは、ハーブにお湯を注いで濃く抽出した液をガーゼに浸して当てたり、ハーブを微粉末にしてフェイシャルパックとして使用する方法です。
風ら花では

風ら花の「風ら花の秘薬調合フェイシャルコース」では、その日のお肌の状態に合わせて数種類のハーブをその場で調合し、微粉末パックとして外用に用いています。
既製のパックではなく、その日のその方のために毎回つくることが特徴です。
施術後には、身体に触れる中で受け取ったサインや、その日の体調・心身の状態を踏まえてブレンドした淹れたてのハーブティーをご提供しております。
ハーブを外側と内側の両面から使う体験をしていただけるのが、風ら花のスタイルです。
フィトテラピーとは
フィトテラピー(Phytotherapy) とは、Phyto(植物)+ Therapy(療法) からなる言葉で、植物の力を活用して健康や美容に役立てる自然療法のことです。
合成薬が登場する以前から、西洋でも東洋でも人々の暮らしと健康を支えてきました。
人間も植物も、生命の起源をたどれば同じ源から生まれた存在であり、そのため植物由来の成分は私たちの細胞に親和性が高く、穏やかでありながら、効果的に、そして心地よく働きかけてくれます。
アロマテラピーもハーブ療法も、すべてフィトテラピーに含まれます。
これらを一人ひとりの状態に合わせて使い分け、提案・施術に活かす人をフィトテラピスト(Phytotherapist) と呼びます。
風ら花におけるフィトテラピー
人は誰一人として同じではなく、植物にもまた、それぞれ固有の個性があります。
風ら花では、お客様一人ひとりの個性やその日の心と体の状態と、植物たちが持つ特性を丁寧にマッチングさせ、植物の力が最大限に引き出されることで、お客様が本来持つ力が底上げされるよう、その都度 適した植物を選んでいます。
さらに、ハーブとアロマテラピーそれぞれの得意分野を活かし、相乗効果が生まれるように適材適所で組み合わせることで、お客様にとって最も効果的な形で植物の力を届けています。
それが可能なのは、風ら花のセラピストが植物療法の深い知識と長年の実践経験を持っているからです。
これが、風ら花のフィトテラピーです。
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風ら花の魅力については、以下より詳しくご覧いただけましたら幸いです。




